会長あいさつ

糖尿病の診療は診察室における短時間の診察のみでは成り立ちません。糖尿病は日々の生活と深いかかわりがあり、患者さんの生活背景や思いをじっくりと時間をかけて傾聴し、真のニーズを捉えながら、最も適切な治療法を患者さんに理解してもらい、共に取り組んでいくことが求められます。

また、糖尿病の知識は日進月歩で変化しており、最新の知識や技術に基づいた医療が患者さんに提供されなければなりません。糖尿病の診療において、糖尿病療養指導士(CDE)の養成が求められてきたのは自然の流れであり、今後も、その重要性は増すばかりです。

CDEの養成は1986年に米国で始まったものですが、日本でも福岡、佐賀、大分でほぼ同時期に開始されました。1998年11月、大分県糖尿病療養指導士(大分LCDE)認定委員会が発足し、翌年11月に第1期生63名が認定されました。以来16年間、多くの方々の協力のもと、毎年約40名のCDEが養成されてきました。その大半は認定更新を続け、2014年12月現在、大分LCDE有資格者は総数539名となっています。

認定研修会では、看護師、薬剤師、栄養士、検査技師、理学療法士などが糖尿病の最新知識や技術を修得し、医療チームの一員として連携することを学びます。修了後は認定更新を生涯学習の一環と捉え、日々研鑽を積みながら、大分LCDEとして県内の各地域の医療機関で糖尿病の療養指導に携わりながら、地域のイベントでも糖尿病予防に向けた活動を行っています。

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